ありがとうの悦び
母の経営する「やまや食堂」は大吉母さんが4歳の頃から始まったお店でした。
都営住宅からお店の2階に移り住み、そこから保育園に通っていました。
その頃からちょっと破天荒だったかもしれません。
保育園てお昼寝の時間があるじゃないですか。あ、今はどうなのかな?
その時間に眠るというのが心底つまらなくて、寝静まり先生がいなくなった頃を見計らってこっそり園から脱走してしまうんです、私💦
一度目は友達を誘って一緒に出てくれたんですが、園の先生方は突然いなくなった二人の子を血相変えて近所の公園だったりを探し回ります。ほんとなんて迷惑な子どもでしょうね。
そこで一緒に抜け出した子は学習するんです。
なのに私の場合
二度目は「先生に怒られちゃう」と誰も一緒にいってくれる人もいなく、それでもつまらないのでまた脱走。
自分の記憶の中で3度以上は脱走してます^^;
先生方が心配してるなんて考えたこともなかったんでしょうね。
一番最後の脱走の日が、先生が公園で砂遊びをしている私を見つけて走り寄り
「パンっ!」と平手で叩かれたその日でした。
その見つめられた時の目がとても怖かったです。
いや、今思えば当たり前ですね。
そんな感じで集団行動から一人反れた子でした。
あ、ズレた話が長いですね。すみません^^;
いつも閉め切ったお座敷の奥でリカちゃん人形と遊びながらお店の終わるのを待っていたわけなんですが、小学校に上がったある日
「レータン!このお蕎麦、4階の1番目のお家に持って行ってくれる?」
そんなだったと思います。
そうです。出前です^^
いやぁ、初めての経験はホント緊張しましたよ~~~。
たった一つのもり蕎麦でも、小さい子どもなんで両手で持って階段を一段一段短い脚で必死に上がっていくもんで💦 フラフラヨレヨレ~ってかんじです 笑
ようやく上まで辿り着いてトントンとドアを叩きます。奥から「はーい!」
確かおじちゃまだったと思いますが
笑顔で「お手伝いしてるんだ^^」
そう言いながら
「ありがとね、これね」と言いながら 五百円札を渡されたんです。
はい、まだ500円がまだお札の時代です^^
あの瞬間が大吉母さんにとって衝撃的でした。自分が硬貨ではなく、お札を握った感動~(>v<)!
また、モノを渡した代わりにお金を貰えるんだ!ということも初めて知った瞬間でもありました。
そしてまた、ありがとう と言ってもらえる悦びも知りました。
無事、お客さんへお蕎麦を渡すことが出来、お金ももらえてルンルン♪しながらお店へ戻ります。
で、その五百円札を母に渡すんですがこれが「ありがとう!」
今度はお札のお金を無事に渡せたことと、母からもありがとうと言ってもらえたことにたまらなく嬉しかったです^^
それからは、行ける範囲内で出前に行かせてもらえるようになり実にハマってました。
お手伝いは、達成感とありがとうと言ってもらえる悦びを知ることが出来ました。
お手伝いは、親も嬉しい気持ちになりますが、子どももとても嬉しいです。
是非、お子さんにお手伝いさせてあげてくださいませ~~ませ~~。^^
そして沢山沢山、褒めてあげてくださいませ。
今日は長文になっちゃいましてすみません。
本日、日中大雨だったため自宅での作業で夜まで元気だもんで勢い余って呟いてしまいました。
ではでは。