大吉母さんの生い立ちパート１

今日は大吉母さんのことなどチラチラと呟こうかなと思います。

自分的に本名を明かしてというのは、なかなか勇気のいるものですね^^;

うちは3人家族で年子の娘が二人います。そんな生活をかれこれ18年間続けてきましたが
今年、長女が無事に大学を卒業し一人暮らし＆社会人になりました。
あとは来年二女が卒業し、無事に就職すればとりあえず一安心です。
もうひと踏ん張り～～。

娘という存在があったからここまでやってこれたので、これは本当に娘たちに感謝しています。
生きていく上で、娘たちのためにっていうところで自分を奮い立たせてこれたって感じです。

生まれは東京の赤羽生まれ赤羽育ちです。
父は病院の放射線技師で、母はその病院の栄養士だったのですが、共通の趣味のクラシック音楽鑑賞がきっかけで交際が始まり結婚となったそうです。母が11歳年上で当時、相当お互いの親戚が反対したそうです。

父方は、10才以上も離れた女に騙されるな！
母方は、そんな身体障害者なんて！　　生前、母は色んな話をしてくれました。
大吉母さんの環境はこれが普通だったので、反対された理由を聞いて何が？という感覚でしかありませんでした。

母は45年間、急逝するその当日(81才)まで現役バリバリで暖簾を守り続けた人でした。
やまや食堂～^^
小学校に上がってからは集合住宅に住まいが変わり、それからはずっと鍵っ子でした。

そんな家庭環境でしたので、家族3人でテーブルを囲むのは年に１回ある程度でした。
それはそれは両親がいる前でご飯を食べるっていう時は物凄く照れましたねぇ^^

父は17年前(57才)、母も亡くなってもう5年目になりました。
二人共、脳内出血でした。
弟がいたようですが、生まれて二日目に逝去してしまったそうです。
でもね、ちゃんと小さなお位牌もあって幼い頃から、手を合わせています。なんだか落ち着くんです。唯一血の繋がった姉弟ですからね。
高校の頃、家出をした時にはお位牌持って出て行っちゃいましたから　笑
そして他に存在していた3人の子にも手を合わせ続けています。
東京と千葉の距離だったので、母と娘たちの4人で暮らすこともありませんでした。

ちょっと余分な話も出ちゃいましたが

だからねぇ　　ほんと年の差婚て関係ないと思いましたね。
と言いながら一度、離婚してまた父と母は復縁してます。嬉しかったですよ^^

父とは家出をしてから二度と一緒に暮らすことはありませんでした。
素面の時は本当に穏やかで物静かな人でしたが、ひとたびアルコールが入れば豹変します。
父は仕事から19時頃帰ってくるのですが、母がお店から23時頃に自宅に戻ってくる迄の時間が自分にとって毎晩恐怖の時間。
集合住宅に住んでいた頃、ご近所さんが泣き叫ぶ私の声に心配し、ピンポンと呼び鈴を鳴らしてくれることが何度もありました。お酒が入れば鉄製の大きな栓抜きが頭にあたってきます。頭にはタンコブ、お尻も見事に痣だらけ。なんでいつもこうなっちゃうんだろうって思っていました。
母には一度も手をあげたことはありませんでした。

高１の家出をしたあの日は、包丁が出てきちゃったんですね。
自分の手の指が触れちゃってたみたいでちょっと出血してるのに気づきまして。
もう今度は何かの拍子に刺されちゃうかもって思いましてね。
急いでスポーツバックに少しの衣類とお位牌を持って出ちゃったわけです。
それから数年は、父も母も私もてんでバラバラ状態な感じでした。

その学生の頃に1円の重みというんでしょうかね。たった1円でも足りなければ食べ物も、銭湯にも行けないことを痛感してました　笑
とにかく若い頃は好奇心旺盛で無鉄砲。
薬物だのなんだの(–；)
そして自分がいかに世の中を甘く見ていたかを思い知らされた頃でもありました。
細かーい経験はそのうちまた。。
成長することもなく自業自得を繰り返し、ただただ彷徨っているだけの時期だったとは思います。

今、振り返ってみれば　父のことに関しても全てに因果関係があったなぁ　と思います。
アルコールの入っていない時の父は、穏やかで優しくて絵や字がとても上手で＾＾
私もそうなれるよう、よーく真似ていました。　似ても似つかないんですけどね。

一番苦しんでいたのは父だったんだと思います。

人は環境によって、しなくていい経験や縁のない経験があるかと思います。
ただ私にとって通って来た経験は、必要な経験ばかりだったかと改めて思います。
実際に体験してきたことは、やはり本物の思いがそこに籠ります。

今は父と母の子どもに生まれたことにとても感慨深く、感謝の気持ちでいっぱいです。

こんなでも　あたし生きてますから~~~(>▽<)/